失敗しないモンステラ支柱の手作り術!初心者でもできる自作方法

モンステラ 支柱 手作り

モンステラの支柱って手作りできるの?

初心者でも失敗しないで作れるかな?

市販品は高いけど、手作りなら安くできる?

そう思う方もいるかもしれません。

実は、モンステラの支柱は100均材料で簡単に手作りできて、初心者でも失敗せずに140円程度の低コストで作ることができます。

この記事では、モンステラ支柱の手作り方法と設置のコツ、さらに手作りするメリットと最適なタイミングを紹介したいと思います。

この記事のポイント
  • モンステラの支柱は100均材料で140円から手作り可能
  • 市販品と比べて費用を大幅に節約しながら同等の効果を得られる
  • 支柱設置の最適タイミングは生育期の5〜9月
  • 初心者でも失敗しない具体的な作り方とコツを完全解説
目次

モンステラの支柱を手作りするメリットと最適な設置タイミングとは

モンステラ 支柱 手作り

なぜモンステラには支柱が必要なのでしょうか。この疑問を持つ方は多いはずです。支柱の必要性から最適な設置時期まで、詳しく解説していきます。

  • モンステラを支柱なしで育てるとどうなるのか
  • 手作り支柱と市販品の費用・性能比較
  • モンステラの支柱設置に最適な時期と判断基準
  • モンステラが支柱に巻きつく効果と成長への影響

まずは支柱の重要性から確認していきましょう。

モンステラを支柱なしで育てるとどうなるのか

モンステラを支柱なしで育てるとどうなる?

モンステラは半つる性の着生植物であり、自然環境では他の樹木に絡みついて成長する特性があります。

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そのため、室内で支柱なしで育てると様々な問題が発生してしまいます。

最も深刻な問題は、葉が大きく育つにつれて茎が重さに耐えきれず倒れてしまうことです。モンステラの葉は成長とともに巨大化し、1枚あたりの重量も相当なものになります。支えがない状態では、この重みで茎が折れたり根元から倒れたりするリスクが高まります。

また、横に広がって成長するため、限られた室内スペースを大幅に占有してしまいます。本来であれば上方向に伸びるはずの植物が床面に這うように広がると、他の家具や植物との配置バランスが崩れ、インテリアとしての魅力も半減してしまうでしょう。

さらに深刻なのは、葉同士が重なり合うことで生じる健康上の問題です。下になった葉に十分な光が届かなくなり、光合成の効率が大幅に低下します。同時に風通しも悪くなるため、湿度が高まってカイガラムシなどの害虫が発生しやすい環境となってしまいます。

手作り支柱と市販品の費用・性能比較

モンステラ 支柱 手作り

手作り支柱の最大の魅力は、圧倒的なコストパフォーマンスにあります。

項目手作り支柱市販品(ココスティック)市販品(ヘゴ棒)
価格(45cm程度)140円600円800円
価格(80cm程度)200円1,000円1,580円
カスタマイズ性◎ 自由に調整可能△ 既製サイズのみ△ 既製サイズのみ
製作時間30分程度
耐久性○ 1-2年◎ 2-3年◎ 3年以上
見た目○ 工夫次第◎ 自然な質感◎ 高級感あり

市販のココスティックは高さ45cmで600円、80cmで1000円程度の価格設定となっていますが、手作りなら材料費140円程度で同等の機能を持つ支柱を作ることが可能です。

鉢底ネットを使用した手作りモスポールの場合、角利産業の園芸用鉢底ネットロール(30×50cm)から3本の支柱を作ることができ、1本あたりのコストは約140円となります。さらに結束バンドなどの付属品を含めても、市販品の5分の1以下のコストで製作可能です。

性能面では、手作り支柱でも市販品と遜色ない効果を得ることができます。特に鉢底ネットを使用したモスポールは、中に水苔や用土を詰めることで気根の成長を促進し、モンステラの自然な着生環境を再現できます。また、サイズを植物に合わせて自由に調整できるため、むしろ市販品よりも適切な支援を提供できる場合もあります。

ただし、手作り支柱にもデメリットは存在します。制作に時間と手間がかかることや、初回は材料選びで迷う可能性があることです。しかし、一度作り方を覚えてしまえば、植物の成長に合わせて継続的に低コストで支柱を追加製作できるため、長期的には大きなメリットとなるでしょう。

モンステラの支柱設置に最適な時期と判断基準

モンステラ 支柱 時期
支柱設置のタイミング判断チェック
症状緊急度対処法
葉が重なり合っている★★★すぐに支柱設置
茎が傾き始めている★★★すぐに支柱設置
気根が出始めている★★☆成長期に設置
鉢が倒れやすくなった★★★緊急で支柱設置
葉が以前より小さい★☆☆次回植え替え時に設置

最適設置期間:5月〜9月(生育期)
避けるべき時期:11月〜2月(休眠期)

モンステラに支柱を設置する最適な時期は、生育期である5月から9月頃です。

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この期間はモンステラの生育が最も旺盛になるため、支柱設置による根や茎への負担があっても回復が早く、倒れかけた茎も正常な位置に戻りやすくなります。

具体的な設置タイミングの判断基準として、まず葉が密に重なり合い始めた時点が挙げられます。葉同士が重なると下の葉に光が十分に当たらなくなり、全体の成長に悪影響を及ぼします。また、茎があちこちに長く伸び始めてバランスが悪くなった際も、支柱設置を検討すべきタイミングです。

気根の出現も重要な判断材料となります。モンステラから気根が伸び始めたということは、植物自体が支えを求めているサインです。気根は本来、他の樹木や支柱に絡みついて植物を支える役割を果たすため、この段階で適切な支柱を提供することで、より健全な成長を促すことができます。

支柱設置は植え替えと同時に行うことが推奨されます。既に植わっている状態で支柱を土に差し込むと根を傷つけるリスクがあるためです。植え替えのタイミングで支柱も設置すれば、根への負担を最小限に抑えながら効率的に作業を完了できるでしょう。

モンステラが支柱に巻きつく効果と成長への影響

モンステラは支柱に巻きつくとどうなる?

モンステラが支柱に巻きつくことで得られる効果は、単なる物理的な支持以上の価値があります。最も顕著な変化は葉のサイズと形状の改善です。支柱に沿って上方向に成長するモンステラは、より大きく美しい切れ込みのある葉を展開するようになります。

これは、モンステラの本来の生育環境が関係しています。自然界では他の樹木に着生して高い位置で強い光を受けることで、特徴的な大きな葉と深い切れ込みを発達させます。室内でも支柱を提供することで、この自然な成長パターンを再現でき、より魅力的な姿に育てることが可能となります。

気根の活用も重要な効果の一つです。支柱に巻きついた気根は、空気中の湿度や養分を吸収する機能を発揮し、植物全体の栄養状態を向上させます。特に水苔を詰めたモスポールの場合、気根が水苔に入り込むことで継続的な水分供給を受けることができ、より健全で力強い成長を実現できます。

さらに、支柱への着生により植物全体の安定性が大幅に向上します。根だけでなく気根も植物を支える役割を果たすため、風や振動に対する耐性が高まり、茎折れや転倒のリスクを大幅に軽減できるのです。

モンステラの支柱を手作りで簡単に作る方法とコツ

モンステラ 支柱 自作

実際に支柱を手作りしたいけれど、どこから始めればよいかわからない方も多いでしょう。材料選びから設置方法まで、初心者でも失敗しない具体的な手順を丁寧に解説します。

  • 手作り支柱の材料を100均やホームセンターで揃える方法
  • 初心者でも失敗しないモスポールの自作手順
  • 流木やココスティックを使った手作り支柱の作り方
  • モンステラの支柱は八の字に結ぶ|基本的な立て方
  • 手作り支柱設置後のメンテナンスと交換時期

それでは具体的な作り方を見ていきましょう。

手作り支柱の材料を100均やホームセンターで揃える方法

モンステラ 支柱 100均

手作り支柱の材料は、身近な100均やホームセンターで簡単に入手できます。最もコストパフォーマンスに優れた鉢底ネット方式では、ダイソーなどの100均で必要な材料のほとんどを揃えることが可能です。

100均で揃えられる基本材料

ダイソー・セリアなどで購入可能

  • 鉢底ネット(50cm×20cm):110円
  • 結束バンド(20本入り):110円
  • 水苔(小袋):110円
  • 園芸用ワイヤー:110円

ホームセンターでの購入がお得

  • 角利産業 園芸用鉢底ネットロール(30×50cm):約420円(3本分)
  • 乾燥水苔(大袋):300-500円
  • 麻ひも:200円

1本あたりの材料費:約140円

基本材料として、まず鉢底ネット(50cm×20cm程度)を用意します。目の粗いタイプを選ぶことで、モンステラの太い気根が入り込みやすくなります。ダイソーでは110円で購入でき、1枚から複数本の支柱を作ることができるため非常に経済的です。

結束バンドも100均で入手可能な重要な材料です。20本入りで110円程度で販売されており、支柱の製作だけでなく設置時の固定にも使用します。長さは10cm程度のものが使いやすく、色は支柱に馴染む黒や緑を選ぶとより自然な仕上がりになります。

水苔は支柱の中身として使用する材料で、100均でも小袋サイズが販売されています。ただし、大量に使用する場合はホームセンターや園芸店での購入が割安になります。1本のモスポールには70〜100g程度の水苔が必要となるため、使用予定に応じて適切な量を購入しましょう。

ホームセンターでは、より本格的な材料を入手できます。角利産業の園芸用鉢底ネットロール(30×50cm)は、3本の支柱を作ることができ、1本あたり約140円という驚異的なコストパフォーマンスを実現します。カインズやコーナンなどの大型ホームセンターでは、園芸支柱コーナーで専用の材料が充実しているため、一度に必要な材料を揃えることができます。

初心者でも失敗しないモスポールの自作手順

モスポール 自作

モスポール作りで最も重要なのは、正しい手順を守ることです。準備段階から完成まで、失敗しやすいポイントを押さえながら進めていきましょう。

モスポール製作の手順チェックリスト

事前準備

  • 水苔を前日から水に浸けて戻す(水苔1L:水70ml)
  • 必要な道具を揃える(カッター、ハサミ、押し込み用の棒)
  • 作業スペースを確保する

製作手順

  1. 鉢底ネットを適切なサイズにカット
  2. ネットを筒状に成形(直径6cm目安)
  3. 結束バンドで仮止め(上下・中央の3箇所)
  4. 水苔を上部から少しずつ詰める
  5. 棒で押し込みながら均等に充填
  6. 結束バンドで本固定
  7. 全体の形を整えて完成

所要時間:約30分

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まず、水苔の準備から始めます。乾燥水苔を前日から水に浸けて戻しておきます。水苔1リットルに対して水70ml程度が目安となり、しっかりと水分を含ませることで扱いやすくなります。水苔が十分に膨らんだら、余分な水分を軽く絞っておきましょう。

鉢底ネットのカットは慎重に行います。モンステラのサイズに合わせて長さを決定し、幅は巻いた時に直径6cm程度になるよう調整します。カッターやハサミを使用して、できるだけまっすぐにカットすることが重要です。端がギザギザになると、後の作業で支障をきたす場合があります。

ネットを筒状に成形する際は、重なり部分を2〜3cm確保します。この重なりが少なすぎると強度不足となり、多すぎると不格好になってしまいます。筒状に巻いたら、上下と中央部分を結束バンドで仮止めし、全体の形を整えてから本固定を行います。

水苔を詰める作業では、上部から少しずつ入れていきます。棒状の道具(割り箸や細い棒など)を使って水苔を押し込みながら、均等に詰めていくのがコツです。隙間ができないよう丁寧に作業を進め、最終的にモンステラの茎の高さまで水苔を入れます。

流木やココスティックを使った手作り支柱の作り方

ココスティック 自作

より自然で美しい見た目を求める場合は、流木やココスティックを活用した支柱作りがおすすめです。これらの材料は天然素材ならではの風合いがあり、インテリアとしても非常に魅力的です。

流木支柱の場合、まず適切なサイズの流木を選定することから始めます。太さは直径3〜5cm程度、長さはモンステラの現在の高さより20〜30cm高いものが理想的です。流木は海岸で拾ったものでも構いませんが、使用前に十分な洗浄と乾燥を行い、必要に応じて防腐処理を施しましょう。

流木の表面処理では、粗い部分をサンドペーパーで軽く削り、気根が絡みつきやすいよう適度な凹凸を残します。また、土に挿す部分は先端を斜めにカットして尖らせることで、根を傷つけずにスムーズに設置できるようになります。

ココスティックを使用する場合の最大のメリットは、連結機能です。市販のココスティックには中心に穴が開いており、もう1本を差し込むことで高さを調整できます。2本連結で約70cmの高さを確保でき、モンステラの成長に合わせて段階的に高さを増やすことが可能です。

手作りココスティック風支柱では、塩ビ管に麻ひもやココナッツファイバーを巻きつける方法があります。塩ビ管は軽量で加工しやすく、内部に水苔を詰めることも可能です。麻ひもを巻く際は、気根が絡みつきやすいよう少し緩めに巻き、自然な質感を演出しましょう。

モンステラの支柱は八の字に結ぶ|基本的な立て方

モンステラの支柱は八の字に結ぶのが基本ですか?

支柱の設置において最も重要なのは、モンステラとの結び方です。正しい八の字結びをマスターすることで、植物を傷つけることなく確実に支えることができます。

まず支柱を土に挿す位置を決定します。モンステラが伸びていく方向を考慮し、茎が傾いている側に支柱を立てるのが基本です。支柱とモンステラの距離は5〜10cm程度を目安とし、あまり近すぎても遠すぎても効果的な支持ができません。

土への挿入は慎重に行います。先端が尖った方を下にして、鉢底まで届くよう深く挿し込みます。根にぶつかる感触があった場合は、少し角度を変えて根を避けながら進めましょう。支柱がぐらつかないよう、しっかりと固定することが重要です。

八の字結びでは、まずビニールタイや麻ひもを支柱の後ろから前に回します。次に茎の前を通って再び支柱の後ろに回し、最初の紐と交差させて八の字を作ります。結び目は必ず支柱側に作ることで、見た目がすっきりと仕上がります。

結ぶ強さの調整が成功の鍵となります。茎は成長に伴って太くなるため、余裕を持って緩めに結ぶことが大切です。指1本分程度の余裕があれば適切で、きつく結びすぎると茎を傷つけたり成長を阻害したりする原因となります。

新しく出た柔らかい葉柄は結ばないよう注意が必要です。これらは今後大きく成長する部分であり、固定してしまうとストレスを与えることになります。2〜3番目に古い、ある程度硬くなった茎を選んで結ぶようにしましょう。

手作り支柱設置後のメンテナンスと交換時期

モンステラ 支柱 設置

手作り支柱を長期間効果的に使用するためには、適切なメンテナンスが欠かせません。

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支柱メンテナンススケジュールを以下にまとめました。

頻度作業内容チェックポイント
毎日水苔の状態確認表面の色(白っぽくなったら乾燥)
2-3日おき霧吹きで加湿水苔全体が適度に湿っている
週1回気根の誘導新しい気根を支柱に向ける
月1回結束部分の点検緩み・劣化・茎の成長による圧迫
3ヶ月水苔の追加モンステラの成長に合わせて補充
1-2年支柱の交換材質劣化・植物サイズとの不適合

特に水苔を使用したモスポールでは、定期的な水分管理が植物の健康に直結します。

水苔の水分管理では、2〜3日に1回程度の霧吹きが必要です。水苔は想像以上に早く乾燥するため、常に適度な湿度を保つよう注意深く観察しましょう。表面が白っぽくなってきたら乾燥のサインです。ただし、過度な水分は根腐れの原因となるため、水のやりすぎにも注意が必要です。

結束部分の点検も重要なメンテナンス項目です。ビニールタイや麻ひもは、紫外線や経年劣化で弱くなることがあります。月に1回程度は結束部分をチェックし、緩んだり切れそうになったりしている場合は早めに交換しましょう。

モンステラの成長に合わせた調整も忘れてはいけません。茎が太くなって結束が窮屈になった場合は、より緩く結び直す必要があります。また、新しい気根が出てきた際は、支柱に誘導して着生を促進することで、より安定した支持を得ることができます。

支柱の交換時期は、材料や使用環境によって異なりますが、一般的には1〜2年が目安となります。鉢底ネットの劣化や水苔の分解が進んだ場合、または植物が大きく成長して現在の支柱では不十分になった場合は、新しい支柱への交換を検討しましょう。

交換作業は植え替え時期に合わせて行うのが効率的です。古い支柱を取り除く際は、絡みついた気根を傷つけないよう慎重に作業を進め、新しい支柱への移行をスムーズに行うことで、植物へのストレスを最小限に抑えることができるでしょう。

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失敗しないモンステラ支柱の手作り術のまとめ

モンステラの支柱手作りは、初心者でも十分に取り組める簡単な作業です。100均の材料を使えば140円程度の低コストで、市販品と同等以上の効果を持つ支柱を製作できることがわかりました。

手作り支柱の最大のメリットは、コストパフォーマンスの高さです。市販のココスティックが600円〜1000円するのに対し、鉢底ネットを使った手作りモスポールなら5分の1以下の費用で済みます。さらに、植物のサイズに合わせて自由にカスタマイズできるため、より適切な支援を提供できるでしょう。

支柱なしでモンステラを育てると、茎の倒れや葉の重なり、害虫発生などの問題が生じやすくなります。一方、適切な支柱を設置することで、より大きく美しい葉の展開を促し、植物本来の魅力を最大限に引き出すことが可能です。

製作から設置まで、正しい手順を守れば失敗することはありません。特に八の字結びと適切なメンテナンスをマスターすることで、長期間にわたって効果的な支援を続けることができます。

モンステラの成長とともに愛着も深まる手作り支柱で、より豊かな植物ライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。きっと市販品では得られない満足感と達成感を味わうことができるはずです。

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